ルーレットをプレイするとき、たくさんの数字にベットすればいいのか、それとも少しの数字にベットしたほうが儲けやすいのか気になります。ときどき訪問者の方からも、よく似た質問をもらいますが、結論を言うと「戦略次第」です。
ルーレットで使う戦略によって、ベット対象の数字を少なくした方がいいものもありますし、多くした方がいいものもあります。
そもそも、ランドカジノであってもオンラインカジノであっても、ルーレットというのは、完全に確率に支配されているため、裏技をみつけたりハウスエッジ（カジノ側に支払う見えない手数料）を上回ることはほぼ不可能です。
残念ながら必勝法はありません。せいぜい、システムベットなどの戦略を使いつつ、あとは幸運の女神様に祈るくらいです。
ベットする数字は少ないほうが有利？
カジノに行ったとき、多くのプレイヤーを観察していると、たくさんの数字にベットしている人は少ないです。なので「ベットする数字は少ない方が有利」と考えているカジノプレイヤーもいます。
確かに、ベットする数字が少ないほど、ベット金額の総額も少なくなります。そのためハウスエッジも低くなると勘違いするプレイヤーもいるでしょう。
ですが、これは誤った考え方です。
まず、ベット金額の総額が10ドルでも10000ドルでもハウスエッジは変わりません。常に2.7％です。さらにベットする数字が多ければベット金額も大きくなるというのも間違いです。ベット金額はベットする数字の数に関係なく、あなた自身がコントロールできます。
たとえば20個の数字にそれぞれ１ドルずつベットした場合と、１個の数字に100ドルをベットした場合を比較してください。後者はベットする数字は1つですが、20個の数字にベットした場合に比べ、ベット額は5倍も大きいです。
ベットする数字の総数とベット金額は比例しません。
たくさんの数字にベットしつつベット総額を抑えたいときは、それぞれの数字にベットする金額そのものを小さくしてください。
ベラジョンカジノにあるライトニングルーレットなら最低ベット額は0.2ドルなので、20個の数字にベットしてもベット総額は4ドルです。
ベットする数字の数で有利になったり不利になることはないけど、ベット金額が大きければ大きいほど、時間とともにハウスエッジの分だけ損失も大きくなるから注意してや。
少数ベットの特徴
ルーレットの数字は全部で37個（ヨーロピアンタイプ）です。ここでは５個以下の数字にベットすることを少数ベットと呼びます。
少数ベットでは、なかなかベットした数字にボールが落ちてくれません。また連続で賞金がもらえるということはまれです。残高が増えることなく減っていくので、強い精神力が必要になります。
ただし、あたったときの配当は大きいです。たまに訪れる大きな勝利のおかげで、あなたの残高はジェットコースターのように上下するのでギャンブラー向けのベット方法と言えます。
少数ベットの特徴は、なかなか当たりはこないけど、当たったときに大儲けできるぞ。
多数ベットの特徴
多数ベットの厳密な定義はありませんが、ここでは24個以上の数字にベットすることを多数ベットと呼びます。
多数ベットだと連続で負けることは、ほぼありません。かと言って、儲けやすいというわけでもありません。多数ベットはベット金額に対して配当が少ないので、たとえ勝ち続けても1回の負けでトータルの儲けはマイナスになることもあります。
たとえばロマノスキー・ルーレット攻略法を使えば勝率は86％です。
しかし実際にロマノスキー・ルーレット攻略法を使ってルーレットで遊んだら、あっという間に2万円も損をしてしまいました。
少数ベットと多数ベットのどっちが有利？
どちらが有利というのはありません。カジノプレイヤーの好みや戦略次第です。とは言え、個人的な意見について少し書きます。
まず少数ベットは、勝った場合の儲け幅が大きいという特徴があります。そのため、パロリ法や逆ダランベール法のように、連勝している時にベット金額をあげるポジティブプログレッシブ戦略がおすすめです。
実際に連勝が続けば、１回あたりの儲けも大きくなります。
もし今日の運気が高くて、うまく流れに乗れているなら、勝つごとにベット額を2倍にすることで、あっという間に残高が10倍、100倍に増えます。
そのほかホットナンバー戦略と少数ベットも相性がいいので使ってみてください。
一方、多数ベットは勝てる確率が高いので、勝って気分を盛り上げたいとき、勝負に負けたくないときにおすすめです。また、しばらく出ていない数字がそろそろ出そうなときにも多数ベットがおすすめです。
システムベットだとラブシェール法やマーチンゲール法などのネガティブプログレッシブ戦略と相性がいいです。負けられない勝負で多数ベットを使うことで、確実に勝つことを目指します。
ボーナスの消化にも多数ベットはおすすめ。ただし出金条件の消化にシステムベットを禁止しているオンラインカジノもあるから注意しよう。
まとめ
上記は戦略は個人的な意見であり、実際には様々な組み合わせが考えられます。状況によっては、少数ベットとコールドナンバー戦略の組み合わせが最適ということもあります。
結局のところ、残高、好みのプレイスタイル、戦略を踏まえて、あなた自身が決めることなのです。絶対に勝てる必勝法や簡単に儲ける方法などありません。
ただしギャンブルの魅力や可能性を考えるなら少数ベットがおすすめです。というのも少数ベットのほうが、プレイできる回数は同じでも、よりたくさん儲けられる可能性があるからです。
1つ例をあげます。
少数ベット、多数ベットそれぞれ1000ドルずつの資金で初めます。少数ベットでは1個の数字に30ドル、多数ベットでは30個の数字に1ドルずつベットします。
ヨーロピアンルーレットのペイアウト率は97.2%なので、1回あたり30ドル使えば、平均すると0.84ドルの損失です。
30ドル賭け続けた場合、どちらも平均で1200回プレイすれば、残高が0になります。ただし当たり続けた場合の賞金総額は全く変わってきます。１個だけの数字に1200回ベットして運良く当たり続けた場合、儲けは最大126万ドルです。
一方、30個の数字にベットして当たり続けた場合、最大でも儲けは42000ドルです。圧倒的に少数ベットのほうがギャンブルで億万長者になれる可能性があります。
少数ベットなら大きく勝てる可能性が高くなるけど、その分ハウスエッジを上回って大損する可能性も高いぞ。ギャンブラー向けのベット方法やな。
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