プリフロップでのポケットペアの扱い方は?

ポーカー

最初のラウンドで2枚のカードが配られたとき、そのカードに書かれた数字が同じとき、テキサスホールデムでは、ポケットペアの手札を持っているといえます。

そしてポケットペアは、そのカードの強さで3つのランクに分けられます。

  • ハイペア・・・A~Jまでのポケットペア
  • ミドルペア・・・Tから8までのポケットペア
  • ローペア・・・7以下のポケットペア

プリフロップでポケットペアがでたときに、どのようなアクションをすればいいのか?具体的な方法を見ていきましょう。

 

ハイペア【A~Jまでのポケットペア】

たとえポジションの良くないアンダーザガンやブラインドポジションからでも積極的に参加するべきプレミアムハンドです。ただし、KからJのポケットペアを持っているとき、2ラウンド目(フロップ)にAがでると一気にポケットペアの価値が下がります。キングのポケットペアを持っているときに実際にフロップにAが出てしまった動画です。

 

たとえ、あなたの手札が1ラウンド目(プリフロップ)に、ほぼ最強の手札KKだとしても、共通カードにAが1枚でて、相手の手札にもAがあれば負けてしまいます。そしてAがフロップで出てくる確率は約17%です。フロップでAが出たときに他のプレイヤーがレイズしたら、非常に難しい選択を迫らえます。

 

同じくQもしくはJのポケットペアを持っているときに、AもしくはKのカードがフロップに出れば、ポケットペアの価値が大きく下がります。そしてフロップにAもしくはKがでる可能性は約35%と、おもったよりも頻繁にAやKは場に出てきます(あなたの手札にAとKの両方がない場合)

 

強いポケットペアを持っているときにあえてリンプインするプレイヤーもいますが、AやKを持っているけどキッカーが弱いプレイヤーをフォールドさせるためにも、最初のラウンドでしっかりとレイズをすることが大切です。

 

ただし参加者が少なく、あなたの手札がAもしくはKのポケットペアで、さらにポジションも良く、相手のプレイヤーがブラフで頻繁にレイズ、ベットしてくるようなプレイヤーの場合は、プリフロップでレイズやリレイズをせずに相手を罠にはめるためにコールするのも有効な戦略です。

 

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

基本的にはAやKのポケットペアが出たとき、プリフロップでスロープレイするよりレイズしたほうが、統計的には稼げるぞ。

 

ミドルペア【Tから8までのポケットペア】

対戦相手の手札がランダムだとしてヘッズアップでの勝率はTのポケットペアが75%、9のポケットペアが72%、8のポケットペアが69%です。ミドルペアでのヘッズアップはかなり強いと言えます。

一方、対戦相手が3人いるとTのポケットペアが45%、9のポケットペアが41%、8のポケットペアが37%と勝率は50%以下になります。というのもリバーまでにJ以上のカードが出る確率が90%以上あるからです。対戦相手がたくさんいればいるほど、対戦相手の誰かがJ以上のワンペアを作る可能性が高くなります。

 

もしTから8までのポケットペアでゲームに参加するなら、レイズで参加し対戦相手を減らしヘッズアップに持ち込みます。

すでに複数プレイヤーがコールしている場合、同じくコールをしてスリーカードを狙います。ただし複数のプレイヤーがいる場合、Tから8までのポケットペアの勝率は高くありません。フロップでスリーカードができなかったときはチェックをします。

あなたより前に1人のプレイヤーがレイズしている場合、あなたの後のプレイヤーがコールしてきそうならフォールド、ヘッズアップに持ち込めそうならコールします。

 

 

ローペア【7以下のポケットペア】

対戦相手の手札がランダムの場合ヘッズアップでの勝率は、7のポケットペアが66%、6のポケットペアが63%、5のポケットペアが60%、4のポケットペアが57%、3のポケットペアが53%、2のポケットペアが50%です。ローペアでのヘッズアップは5のポケットペアぐらいまでは強いです。

 

あなたのポジションが良い場合、相手がコールしているときは、同じくコールで参加します。誰かがレイズしている場合、参加するのは厳しくなってくる手札です。無理に参加する必要はありません。

ミドルペアと同じくフロップでスリーカードが完成しなければチェックします。誰かがレイズすればフォールドです。

ミドルペア、ローペアを持っているときにフロップでセットを狙いたいですが、実際にセットできる確率は約10%です。リバーまで粘ってもセットができる確率は約20%なので、フロップで誰かがレイズしてきたらゲームを続けるのが厳しい手札といえます。ただしセットが完成すると、大きくチップを稼げるチャンスです。

 

 

ローペアの活用方法で一番堅実なやり方は、プリフロップでまだ誰もレイズしていないときに、ボタンやスモールブラインドのポジションからレイズをしてスチールを狙う方法です。

 

 

スモールブラインドやボタンのポジションにいるとき、それほど強くない手札でもスチール目的でレイズをするプレイヤーは多いです。スチール狙いとわかっているので、コールするプレイヤーの手札もあまり強くないことが多いです。

したがってローペアの手札でボタンやスモールブラインドからレイズをして、たとえコールされたとしても、十分に戦うことはできます。

 

 

 

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