ギャンブルで負けることのメリットとは

基礎知識

当たり前のことですが、ギャンブルをプレイする人なら誰でも、勝って儲けることが最大の目的です。

もちろん、ギャンブルで生計を立てているか、ちょっとしたお小遣い稼ぎで楽しんでいるかで程度の差はあるでしょうが、少なくとも負けることを目的にギャンブルに興じる人はいないでしょう。

とは言え、ギャンブルにおいて「負け」は避けられないものです。

 

ここでは、そんな「負け」について考察していきたいと思います。負けることには、いったいどんなメリットがあるのか。具体的に見ていきましょう。

 

なお、この記事はあくまでカジュアルな内容としています。時にギャンブルの負けは、人生を狂わすほどの依存を生み、専門家の助けが必要になることもあるので、ギャンブルで問題を抱えているという自覚がある場合は、次の記事を参考にしてください。

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早めに負けることで大金と時間を失わずにすむ

「七転び八起き」ということわざがあります。「1度目で失敗しても2度、3度と繰り返せ」ということわざですが、果たして正しいのでしょうか?

 

忍耐強い人が何度も挑戦して何かを成し遂げた場合には、確かに当てはまるでしょう。ただ、挑戦しても成し遂げられなかった場合は?

やみくもに同じことを何度も繰り返すより、1度失敗したら一旦立ち止まって、何が悪かったのかじっくり考え、別の道を探る方がいいのではないでしょうか。

言いたいのは、「何回もチャレンジしたからといって、必ずしも成功するとは限らない」ということです。

むしろほとんどの人は、成功せずに終わってしまいます。

 

例えばプロのポーカープレイヤーとして成功した人について考えてみましょう。おそらくその人は、いくつもの困難を乗り越えて今の地位にたどり着いたことでしょう。

けれども、他の人が同じように困難にチャレンジしたとしても、乗り越えられるとは限りません。

 

人は結果しか見ないので、成功したポーカープレイヤーについては「きっと一生懸命がんばったに違いない」と思い、成功しなかったプレイヤーについては「そこまで頑張らなかったのだろう」と思うものです。

でも、どちらも同じように努力したのかもしれません。

 

努力や忍耐が足りないのか、資金が足りないのか、運や能力がないのか、理由はいろいろですが誰もがギャンブラーに向いているわけではありません。

ただギャンブラーとして成功するかどうかは結果として分かることであり、こうすれば必ず成功するというやり方はありません。

 

このことに気づくためには、負けるしかありません。そして負けるのが早ければ早いほど時間とお金を無駄にしなくてすみます。勝ちが続くほど、ギャンブルにハマっていく確率は高まり、冷静でいられなくなります。

早い段階で負けることができれば、将来に必ず起きる大損を防ぐことができます。

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

日本にはギャンブルで自己破産する人が、毎年数千人もいるぞ。

 

負けることでギャンブラーとして成長できる

運よく最初のハードルを乗り越えていっぱしのギャンブラーになれたとしても、負けは常に付きまといます。大事なのは、この負けをポジティブに考えることです。

 

負けたときにこそ「何が悪かったのか」と敗因をじっくり分析し、次の勝負につなげてください。「負ければ資金を失うかもしれない」という恐怖が、長い目で見れば、遠回りなようで実は勝利への近道なのです。

実際に理解するには、負けることがいちばんです。多少負けたとしても、将来大儲けするための勉強代を払ったと思えば安いものです。

 

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

偉大なギャンブラーになった人たちは、失敗を恐れず、負けから学び、負けを次の戦略に活かせる人です。

 

 

負けることで生きている実感を得られる

大きな悲劇を経験すれば、日常のストレスはどうでもよくなり、現状に対する感謝の気持ちが生まれます。

個人的には、カジノでのギャンブルよりもスポーツの試合に賭けるスポーツベットの方が、負けたときの心理的影響は大きいです。

賭ける試合の数に比例してプレッシャーも増していき、賭け金に比例してストレスも増えていきます。大儲けまであと一歩、という時には心臓が脈打ち、全身の血がたぎり、脳汁があふれているのを感じます。

 

逆に「試合直前にあり得ないことが起きて、賭けていたチームが逆転負けをした」というような場合も、やはり心臓が高鳴り、全身から血の気が引く感覚に襲われます。この時に感じるのは、どこか本能的な負の感情です。

 

ギャンブルで勝利した時よりも負けたときのほうが、はるかに激しい感情をもたらします。「お金を失うかもしれない」という恐怖によって、激しい感情、すなわち生きている実感が生まれるのです。

そしてこの時、金額の多い少ないはあまり関係ありません。とにかく「お金を失う」ということそ自体に、感情を激しく揺さぶられるのです。

 


ギャンブルで感じる理由が、今回の記事でよくわかりましたわ。

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