多くのポーカー初級者や初中級者は、どのハンドでレイズをするかフォールドするのかを感覚で決めていると思います。私もポーカーを初めて2ヶ月間の間、強そうなハンドでレイズ、弱そうなハンドでフォールドしていました。
そんな私は現在、ポーカーチェイルでレジェンド、エムホールデムでプロフェッショナルキングです。
エムホールデムでプロフェッショナルKingまで行くことができた。
次はプロフェッショナルACEだ pic.twitter.com/CJxEyRpXY7— (ポーカー用)ギャンブラーヒカル (@hikaru_poker777) January 1, 2024
今年はエムホールデムでレジェンドランクになりたい!そこでハンドレンジ表を覚えることにしました。しかし、このハンドレンジ表がややこしい。毎回ハンドが配られるたびに、自分のハンドが表のどこなのか探すだけでも大変です。
そして気づきました。このハンドレンジ表は、図形や映像の認識、全体的な情報処理が得意な右脳型の人には理解しやすいですが、私のようにステータスを左脳に100%全振りした人間にとっては、理解するのが難しいです。もっと言葉で論理的に説明してほしい!
そこで今回、ハンドレンジ表を覚えられない左脳型タイプ向けに、それぞれのポジションでレイズするべきハンドを言葉で説明したいと思います。
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アンダーザガンからレイズするハンド
赤色の塗られたハンドがレイズをするハンドになります。たとえば一番上の段であれば、左上のAAからA2sまで、すべてのハンドでレイズすることになります。ただしA2sは濃い水色の部分もあります(A2sのsはスーテッドの略です)
これはゲームへの参加率を表しています。A2sだとレイズでの参加が81.5%、フォールドが18.5%という意味です。
では実際にアンダーザガンからレイズで参加するハンドを書き出していきます。参加率は全ハンド中18.6%です。
- 7以上のポケットペア
- Aともう1枚がT以上(スーテッドなら3以上)
- Kともう1枚がJ以上(スーテッドなら8以上)
- Qともう1枚が9以上のスーテッド
- JTs、J9s、T9s
ハイジャックからレイズするハンド
ハイジャックからレイズで参加するハンドです。参加率は全ハンド中22.4%です。
- 6以上のポケットペア
- Aともう1枚がT以上(スーテッドならすべて)
- Kともう1枚がT以上(スーテッドなら5以上)
- Qともう1枚がJ(スーテッドなら9以上)
- 98以上のスーテッドコネクター
- T8sのスーテッドワンギャッパー
カットオフからレイズするハンド
カットオフからレイズで参加するハンドです。参加率は全ハンド中30.7%です。
- 4以上のポケットペア
- Aともう1枚が8以上(スーテッドならすべて)
- Kともう1枚がT以上(スーテッドなら3以上)
- Qともう1枚がT以上(スーテッドなら5以上)
- Jともう1枚がT(スーテッドなら7以上)
- 65以上のスーテッドコネクター
- 86以上のスーテッドワンギャッパー
- T7s
ボタンからレイズするハンド
ボタンからレイズで参加するハンドです。参加率は全ハンド中47.5%です。
- すべてのポケットペア
- Aともう1枚が4以上(スーテッドならすべて)
- Kともう1枚が9以上(スーテッドならすべて)
- Qともう1枚が9以上(スーテッドならすべて)
- Jともう1枚が9以上(スーテッドなら3以上)
- Tともう1枚が8以上(スーテッドなら5以上)
- 9ともう1枚が8(スーテッドなら6以上)
- 54以上のスーテッドコネクター
- 53以上のスーテッドワンギャッパー
- 85s
ボタンのポジションになってから、急にレイズで参加するハンドが増えたな
アクションに参加するプレイヤーが残り2人と少ないからね。スチール狙いで参加するハンドが増えたんじゃないかな
ボタンはフロップ以降は一番有利なポジションだからな
スモールブラインドからレイズするハンド
スモールブラインドからレイズで参加するハンドです。参加率は全ハンド中43.3%です。
- すべてのポケットペア
- Aともう1枚が4以上(スーテッドならすべて)
- Kともう1枚が9以上(スーテッドならすべて)
- Qともう1枚が9以上(スーテッドならすべて)
- Jともう1枚が9以上(スーテッドなら4以上)
- Tともう1枚が9(スーテッドなら6以上)
- 54以上のスーテッドコネクター
- 64以上のスーテッドワンギャッパー
- 96s、85s
ボタンからレイズするときのハンドレンジとスモールブラインドからレイズするときのハンドレンジはほとんど同じやな。めんどくさいし、俺的には1つだけ覚えればいいかな。
ハンドレンジ表の覚え方
他の記事を見ていると、受験生のようにハンドレンジ表を壁に貼るとか書かれていることもありますが、実際にハンドレンジ表を壁に貼っている人はいないと思います。一番効率の良い覚え方は、スキマ時間を活用する方法です。
エムホールデムやポーカーチェイスのようなオンラインポーカー限定になりますが、フォールドしたときや相手のアクションを待っているときにスキマ時間ができます。そのときに、たとえばあなたのポジションがアンダーザガンなら、アンダーザガンでレイズするハンドについて暗唱します。
Aともう1枚がT以上(スーテッドなら3以上)
Kともう1枚がJ以上(スーテッドなら8以上)
Qともう1枚が9以上のスーテッド
JTs、J9s、T9s
と何も見ないで言えればオッケー。間違えたり、自信がなかったり、覚えてない部分があれば見直します。これをしていけば自然とすべてのポジションでレイズで参加するハンドを覚えられます。
ハンドレンジに関するよくある質問
対戦相手の合計が6人でなく5人の場合でも使うことができますか?
使えます。5人ならアンダーザガンのポジションを減らしてください。合計4人の場合はハイジャックのポジションも減らしてください。
ポーカー初心者でも上のハンドレンジに従ったほうがいいですか?
上のハンドレンジ表は中上級者向けのハンドレンジだから、もう少し参加するハンドを減らすほうがいいのかもしれません。そしてゲームに慣れてスキルも向上してから上のハンドレンジ表通りにするほうが勝率は上がります。ただ初心者でお金を賭ける人もいないと思うので、無料のオンラインポーカーやアミューズメントカジノで遊ぶなら、そのままハンドレンジ表を利用して問題ありません。私ならはじめからハンドレンジ表通りにレイズします。
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