オンラインカジノで最も勝ちやすいゲームは?RTPと分散で徹底分析

基礎知識

オンラインカジノで遊ぶとき、ふと気になるのが「どのゲームが一番勝ちやすいのか?」という疑問。スロット、ルーレット、バカラ、ブラックジャック──種類が多すぎて、正直どれが本当にお得なのか分かりにくいですよね。

ネット上には「このゲームはRTPが高い」「勝率がいいからおすすめ」といった情報があふれていますが、実はRTP(還元率)だけでは“勝ちやすさ”は測れません。たとえ還元率が同じでも、当たり方や波の荒さ、リスクの大小によってプレイヤーの体感は大きく変わってくるからです。

 

本記事では、そんな「勝ちやすさ」をRTPと分散(バリアンス)という2つの視点から本気で分析していきます。さらに、パチンコや競馬といった他のギャンブルとも比較しながら、「実際に数字で見てどうなのか?」を深掘りしていきます。

「コツコツ長く遊びたい人」も、「一発ドカンと狙いたい人」も、それぞれに向いているゲームは違います。この記事を読み終わる頃には、自分に合った“勝てるゲーム選び”ができるようになっているはずです。

 

 

RTPとは何か?──「理論上の勝率」の正体

RTP(Return to Player)とは、カジノゲームにおける長期的に期待できる払い戻し率のことです。たとえばRTP96%のスロットなら、平均すれば賭けた100円につき96円がプレイヤーに戻る計算になります。言い換えれば「還元率96%」とは、プレイの総額100に対し理論上96が返ってくるという意味です。実際にはハウスエッジ(カジノ取り分)は100%−RTPで示され、RTP96%なら4%がカジノの取り分となります。

 

ただしこれは理論上の平均値であり、あくまで「長時間プレイした場合の平均的な結果」を示す値です。   確かにRTPが高いゲームほど理論上のプレイヤー有利率は高くなりますが、「RTPが高ければ短期でも勝ちやすい」わけではありません。RTPは数万スピン以上という膨大なプレイ回数で計算される長期値であって、1回のセッション結果を保証するものではありません。つまり、RTP97%といっても100円賭けて97円戻る保証ではなく、長期間での平均予測にすぎず、短期的には負けが続くことも十分あり得ます。日常のセッションでは乱数の影響で実際の返還率は上下に振れますし、期待値どおりになるには時間をかけてプレイし続ける必要があります。

 

分散(Variance)の正体──なぜ「当たりやすさ」が違うのか

同じRTPでも分散(ボラティリティ)が異なれば、実際の当たりやすさや出方は大きく変わります。分散が高いゲームは「当たりは少ないが大きく当たる」傾向があり、分散が低いゲームは「小さくても当たりが多い」特徴があります。

具体的には、高分散スロットは長い間ハズレが続くことがありますが、あたれば大当たりのチャンスです。逆に低分散スロットは当たりが頻繁に出てトータルではマイナスを抑えやすく、少額の払い戻しが積み重なりやすいという性質があります。

 

どちらも長期RTPは同じでも、「プレイ中の体感」は大きく異なるわけです。   例えばNetEnt社の人気スロット『Starburst』はRTP96.1%で低分散に分類され、23%程度の確率で何かしら当たりが出ます。一方、同じStarburstシリーズの『Starburst XXXtreme』はRTP96.3%ながら超高分散(High Volatility)に設定されており、当たりはかなり少ない代わりに大きなマルチプライヤーやワイルドが飛び出します。

 

遊び手は好みに応じて、頻繁に当たりが欲しいなら低分散、高リスク高リターンを狙うなら高分散のゲームを選ぶと良いでしょう。

 

 

主要カジノゲームのRTP&分散データ

バカラ(プントバンコ)

基本的にバンカー賭けが最も有利で、RTPは約98.94%(控除率1.06%)です。プレイヤー賭けはRTP約98.76%(控除率1.24%)と少し不利で、タイ賭けはRTP約85.64%(控除率14.36%)と非常に分が悪いです。ベット額によりますがバカラ自体は比較的分散は低めで、長くプレイしても平均に収束しやすいゲームとなっています。

 

ルーレット(ヨーロピアン/アメリカン)

ヨーロピアン(シングルゼロ)ルーレットのRTPは約97.3%(控除率2.70%)、アメリカン(ダブルゼロ)は約94.74%(控除率5.26%)です。

ルーレットの当たり方は、他のカジノゲームと比べてそこまで激しくありません。たとえばスロットのように「何十回もハズレが続いたあとに急に大勝ちする」ような大きな波はなく、ルーレットでは「少し勝つ」「少し負ける」といった結果が続きやすいのが特徴です。

これは、当たりやすさと配当倍率がバランスよく設計されているからになります。赤・黒のような約50%で当たる賭け方もあれば、1点狙いで36倍を狙うこともできますが、どちらも「極端に勝つ・負ける」というより、中くらいのブレ幅(分散)で安定していると言えます。

 

クラシックブラックジャック

最適戦略下でのハウスエッジは約0.28%(RTP約99.72%)と非常に低く、長期戦でほぼ互角に近いオッズとなります。ルールによって多少前後しますが、攻略法を守ればオンラインカジノゲーム中トップクラスにプレイヤーが有利です。

ブラックジャックは、1回ごとの勝ち負けで多少のブレはありますが、きちんと基本戦略に従って、無理のない賭け方をしていれば、大きく負けるリスクは比較的少なく、安定して長くプレイしやすいゲームです。

 

ビデオスロット(代表例)

主要スロットはRTP95~96%前後が多く、上記ゲームよりはやや低めです。NetEnt『Starburst』はRTP約96.1%で低分散、NetEnt『Gonzo’s Quest』はRTP約95.97%で中分散とされています。また、NetEnt『Starburst XXXtreme』はRTP96.3%で高分散です。

一般にボラティリティの高いスロットほど大当たりの可能性が高まりますが、当たり頻度は低くなるので注意が必要です。

スロットのRTP(還元率)は、実はゲームごとに固定されているわけではありません。
多くのスロットでは、ゲームプロバイダが複数のRTPバージョン(例:96%、94%、91%など)を用意しており、オンラインカジノ側がその中から好きな設定を選べる仕組みになっています。そのため、同じスロットでも遊ぶカジノによって“当たりやすさ”が違うことがあります。
ゲーム内や公式サイトでRTPが表示されていない場合は、注意が必要です。

 

 

「勝ちやすさ」は数式で定義できるのか?

RTPと分散を元に理論上の期待収支を数式で表すと、「期待リターン=RTP×(総賭け金)」となります。たとえばRTP96%のゲームに1000円分ベットすれば、長期的には960円戻ってくると期待されるわけです。言い換えれば、プレイヤーの期待損失は総ベット金額の4%(100%−96%)です。ただしこれは平均値にすぎないため、実際の結果は分散の大きさに左右されます。

 

分散が大きいゲームではばらつきが大きく、実際の戻り額は平均から大きく上下する可能性があります。一方、分散が小さいゲームなら結果はより安定しやすく、期待リターンに近い数値になりやすい傾向があります。

統計的に見ると、N回のプレイの合計リターンは平均N×(RTP値×ベット額)ですが、その標準偏差は√Nに比例して増えます。つまり回数を増やすほど平均に近づきますが、ばらつきも同時に広がります。ギャンブラー視点では「ある程度プレイすると負けが確実に生じる」ともいえ、いわゆる破産確率(ギャンブラーの破産理論)に結びつきます。

 

実際、期待値が正(有利)なゲームでも、資金が有限なら長期戦になれば破産するリスクがあります。  また体感的な勝ちやすさを考えると、RTPだけでなく「当たりの頻度」や「一撃の大きさ」も重要です。たとえば『Starburst』では約23%の確率で何らかの当たりが出るとされています。このように当たりが頻繁に来れば「勝っている感」が持続しやすいですが、一発勝負で大勝ちを狙いたい人は当たりが少なくても一度の大当たりで大金を得られる高分散スロットを好みます。

総じて、数学的期待値(RTP)だけでなく、プレイヤーの目的やプレイ時間によって「勝ちやすさ」を判断する必要があります。

 

 

実はカジノの方がマシ?パチンコ・競馬・競艇との比較

意外かもしれませんが、国内の他ギャンブルと比べるとオンラインカジノのRTPは相対的に高いです。たとえば日本のパチンコ屋でよく言われる還元率(出玉率)は平均80~85%程度とされます。つまり100円を賭けると平均して80~85円が客に戻る計算で、カジノの96%には及びません。

一方、公営競技の競馬・競艇・競輪などは「控除率」といって運営側の取り分が一般に20~25%前後と定められており、その結果還元率はおおむね75%前後に留まります。競艇は控除率25%(還元率75%)、競馬も賭け種によって20~27.5%(還元率72.5~80%)です

 

まとめると、パチンコ(約80%~85%還元)や公営競技(約70~75%還元)に比べて、オンラインカジノの一般的な還元率(約96%)はかなりプレイヤー有利といえます。もちろん実際は遊び方や運も絡むため一概には言えませんが、単純な数字だけを見ると「オンラインカジノの方が還元率が良心的」と評価する声もうなずけます。

 

アイ
アイ

Yahooニュースでオンラインカジノが危険!数百万円の借金を抱え家族が崩壊したみたいなネガティブなニュース、パチンコだと明るく元気なニュースをみるけど、実際はパチコンや競馬のほうが損する確率は高いんだよね。

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

そこらへんは、けっこう大人の事情があるかもなw

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結論──「勝ちたい人」に本当に向いているゲームは?

以上を踏まえると、目的やプレイスタイルに合わせたゲーム選びが大切です。

 

初心者向け(安定志向)

理論上の勝率が高く分散が低いゲームがおすすめです。具体的にはバンカー賭けのバカラ(RTP約98.94%)やヨーロピアンルーレット(97.3%)、ブラックジャック(約99.7%)などが代表例です。また、NetEnt『Starburst』のような低分散スロット(RTP96.1%)も、当たりが比較的多く資金を保ちやすいので長く遊びたい人には向いています。

これらは長時間プレイでも理論値に近い収支になりやすく、少額でもコツコツ稼ぐ感覚を得やすいでしょう。

 

一撃狙い派(大勝利重視)

高分散スロットが魅力です。例えばNetEntの『Starburst XXXtreme』はRTP96.3%ながら高分散で、巨大なマルチプライヤーを狙えます。他にもBig Time Gamingの『Dead or Alive 2』、Pragmaticの『Book of Dead』など、当たれば数百倍~数千倍を叩き出す可能性がある爆発力系スロットが狙い目です。

もちろん損失リスクは大きいので、勝負できる予算と心構えがある人向けです。なお、これら高分散スロットは「一発で大勝できればOK」くらいの割り切りが必要で、短時間プレイで当たりが来る期待は低いことを心得ましょう。

 

目的・プレイ時間別

少額で長く遊びたいなら、低分散ゲームで勝率を積み重ねる戦略が安定します。一方で「短時間で一山当てたい」という遊び方なら、許容できるリスクに応じて高分散スロットに挑戦する手もあります。ただし、運次第の要素は非常に強くなるため、予算管理は必須です。実際、期待リターンは同じでも、短時間では低分散ゲームの方が安定して勝ちを感じやすいことを忘れてはいけません。

 

以上のように、「勝ちやすさ」は単なる数学的期待値だけで語れません。初心者はハウスエッジの小さいゲームで経験を積み、中上級者は目的に応じてリスクを取るゲームを選ぶのが賢い戦略です。

今回紹介した数値を参考に、自分の遊び方に合ったオンラインカジノゲームを選びましょう

 

 

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