あなたはルーレットの攻略法や必勝法と呼ばれる何かしらの方法を、試した経験がありませんか?
18世紀の終わり、初めてパリのカジノにルーレットが導入されて以来、この確率のゲームに勝てる方法を、多くのカジノギャンブラーが探してきました。
そして200年近いルーレットの歴史の中で、何百もの攻略法や必勝法が生み出されています。
ただ残念ながら、そうした必勝法や攻略法はまったくの無駄だったと言わざるを得ません。戦略に頼る人たちは共通して、「必勝法や攻略法は確率に勝つことができない」という事実を見落としがちです。
せいぜい負けた分を取り戻すことにしか役に立ちません(それすら、運が良ければの話です)
あくまでルーレットは確率のゲームで、必ず勝てる攻略法や必勝法などは存在しないということを忘れないでください。
数千万円を稼いだルーレット攻略法
19世紀にあるスペイン人が考案したもので、彼はこの攻略法によって伝説的なルーレットプレイヤーとなりました。彼は、カジノ側を破産させるほどの完璧な攻略法を研究し続けて、最終的に今回の攻略法に辿り着きます。
そして19世紀の終わりのドイツ・ホンブルクのカジノで、この攻略法を使い大成功を収めました。そこで彼は、約2600万円相当を稼ぎ、ルーレットプレイヤーたちの間で、伝説のギャンブラーとなりました。
この攻略法はインサイドベットとアウトサイドベットの両方で使えますが、より多く使われるのは「赤/黒」「奇数/偶数」「ハイ/ロー」のような確率が五分五分のベットです。ベット方法は難しくありませんが、ある程度の数学的知識が必要なので、ルーレット初心者に向いていないかもしれません。
このルーレット攻略法の魅力は、手持ち資金が少なくても、短時間で大きな儲けを出すことができます。また損失も常にコントロールできるので、予想外にカジノで大損してしまったということはありません。
考案者はこの攻略法によって5回も銀行を破産に追い込み、初めて行ったホンブルクでのカジノでちょっとした財産を築きました。私自身がこの話の信憑性を保証することはできませんが、少なくともこの攻略法が好きで何度も使った立場から、その具体的なやり方について説明していきます。
ルーレット攻略法の使い方
まず初めに、カジノ予算を決めます。カジノ予算が決まれば、自動的に最初のベット金額も決まります。
まず総額の3分の1を賭けます(例えば総額90ドルなら、30ドルを「赤/黒」の赤に賭けるなど)
もし負けた場合は、残りの金額すべて(総額の3分の2)を次のゲームで賭けます。
1回目もしくは2回目で勝った場合、手元の資金は120ドルになります。あとは、常に手持ち資金総額の3分の1をベットし、負けたら残った3分の2をベットする、の繰り返しです。
それでは手持ち資金が3で割り切れない金額になったら、どうすればいいのでしょうか。その場合は、端数を切り捨てて3の倍数になるように調整してください。
資金ごとのベット金額は表の通りです。
セット数 | 残高 | ベット額 | 負けたときのベット額 | 利益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 90ドル | 30ドル | 60ドル | 30ドル |
2回目 | 120ドル | 40ドル | 80ドル | 40ドル |
3回目 | 150ドル | 50ドル | 100ドル | 50ドル |
4回目 | 180ドル | 60ドル | 120ドル | 60ドル |
5回目 | 210ドル | 70ドル | 140ドル | 70ドル |
6回目 | 240ドル | 80ドル | 160ドル | 80ドル |
7回目 | 270ドル | 90ドル | 180ドル | 90ドル |
総額90ドルから始めたとすると、最初のベット額は30ドルです。勝った場合は総額120ドルになります。一方、負けたら残りの60ドルをベットします。勝てばやはり総額は120ドルになります。
総額が150ドルのときに50ドルをベットして勝てば、200ドルに増えます。200ドルは、3で割り切れないので、端数の20ドルを資金から除外して180ドルに調整します。もちろん総額が3の倍数になればいいだけなので、除外する金額は自由に決めてください。
たとえば利益を確定させるために、多めに除外するのもありです。
端数を除外するためベット額は10ドルずつしか増えていきません。ゆっくりとしたペースでベット額は増加していきます(実質的な儲けはもっと早く増加しますが)
ここまでの説明で気づいたと思いますが、このルーレット攻略法では少なくとも2回連続で勝つ必要があります。2回連続で負けたら総額がすべてなくなるからです。そのため、あらかじめ目標を定めておいて、その目標を達成したら1度利益を確定するため、出金することを強くお勧めします。
この利益確定こそが、このルーレット攻略法の肝です。もともと「カジノの側のお金」でベットできるようになるからです。
ここまで行けば、例え2回連続で負けてもプレイヤーの懐は痛みません。資金を心配することなく、攻撃的にベットすることが可能になります。
説明の最後に、今回のルーレット攻略法で、どれくらい稼ぐことができるのかシュミレーションしてみました。残高2100€から始めます。
勝負数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベット額 | 700 | 900 | 1200 | 1600 | 3200 | 2100 | 4200 | 2800 | 5000 |
勝敗 | ○ | ○ | ○ | X | ○ | X | ○ | X | ○ |
収支 | 700 | 1600 | 2800 | 1200 | 4400 | 2300 | 6500 | 3700 | 8700 |
なんとたった9回プレイするだけで残高を2100€から10800€まで増やすことができました(もちろんデモプレイです)
2回連続で負けると総額をすべて失いますが、1回だけ負けた時点では、まだ損失は確定しません。2回続けて負けなければ、短時間で利益を急激に増やすことができます。
このことはメリットでありデメリットでもあります。このルーレット攻略法では1度目に負けても、2回目に勝てば大きな利益を獲得できます。ただし2回連続で負ける(確率でいうと25.7%)と全額を失ってしまいます。
どんな人に向いているか
短時間でどんどん儲けが増える可能性があるので、攻撃的なギャンブルが好きな人に向いているベット方法です。このルーレット攻略法を使えば、すぐに残高を2倍に増やすことができます。そしてマーチンゲール法やモンテカルロ法に比べて損失もコントロールしやすいです。
流れが悪いときはマーチンゲール法やモンテカルロ法で耐えつつ、流れが良くなったら、このルーレット攻略法を利用するのがおすすめ。
ベット方法の短所は?
2回連続で負ける確率が25.7%と高く、運が悪ければあっという間に破産してしまいます。
またプレイ中は常に、割り算の計算をする必要があるので、算数が苦手な人は紙やペン、計算機が必要です。
そして、これはすべての必勝法や攻略法でも言えることですが、ハウスエッジを変動させることはできません。プレイ時間が長くなればなるほど、プレイヤーは不利になっていきます。ルーレットでは必ずカジノ側が有利です。
まとめ
短時間で大きく稼ぎたいギャンブラーなら、今回の攻略法を試してみる価値は十分にあります。もちろん、2回連続で負ければ残高のすべて失うことになるので、資金コントロールは忘れずに。
個人的には、まずは少額からスタートするのがお勧めです。そして利益を確定したあとで、大きな儲けを狙うべく、ガンガン勝負にでてください。
破産するリスクを恐れず、ギャンブルで大きく稼いでみたいそこのあなた、ぜひこのルーレット攻略法を使ってみてください。
今回はルーレット攻略法として紹介したけど、バカラやブラックジャックでも使えるで
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