勝率が低くても利益がでるラブシェール法とは?

攻略法

システムベットの一つに、ラブシェール法があります。ラブシェール法は毎回ベット額を変えるので少し計算が複雑ですが、カジノギャンブラーの間では人気があり、バカラやルーレット、ブラックジャックなどのテーブルゲームでよく使われます。

ラブシェール法は、負けたらベット額を増やし、勝ったらベット額を減らします。勝った回数が負けた回数より少なくても、利益がでる必勝法です。

 

同じタイプのシステムベットだとマーチンゲール法が有名です。マーチンゲール法は1回の勝ちで、これまでの負け分すべてを取り戻せますが、連敗したときのリスクが高いです。一方、ラブシェール法は連敗してもマーチンゲール法に比べるとリスクが低いです。

 

これからラブシェール法にやり方ついて詳しく説明します。また、この方法で利益を上げられるのか検証するとともに、長所や短所についても紹介します。

 

ラブシェール法について

ラブシェール法は、ルーレットの愛好家であるヘンリー・ラブシェール(1831~1912)によって考案されました。赤か黒、奇数か偶数など掛け金と同じ金額がもらえるイーブンマネーベットで力を発揮する攻略法です。

またブラックジャックやバカラなどの他のゲームでも、イーブンマネーベットのゲームなら利用することができます。スポーツベッティングにも利用できます。

 

ラブシェール法のやり方

まずいくつか数字を書き出し、1つの数列を作ります。ここでは、以下の簡単な数列を使ってやり方を説明します。

2,5,8

 

ラブシェール法は1セット終了した時点での利益が決まっていて、書き出した数列の和に等しくなります。この場合は15ドル(2+5+8)です。賭け金は、最初の数字と最後の数字をたした金額です。上記の例だと10ドル(2+8)を賭けることになります。

 

勝った場合は、数列の最初と最後の数字を削除します。したがって、この例では2と8を消します。

5

 

負けた場合は、賭けた金額を数列の最後に追加します。上の例だと、8の右隣に10を追加してください。

2,5,8, 10

 

同じ要領で、ゲームを行うごとに勝ったら数字を消す、負けたら数列の最後に数字を追加します。掛け金は、常に最初と最後の数字の和です。

 

唯一の例外は、数字が1つしか残っていない場合です。次のゲームで、その数字と同じ金額を賭けます。勝った場合は利益を確定。続ける場合は、また新しい数列を作ってください。

 

数列2,5,8を使用する場合、最初の2回のゲームに勝つとそのセットは終了です。勝利金は最初のゲームで10ドル、そして次のゲームで5ドル、合計15ドルです。賭けた金額の合計も15ドルです。

ラブシェール法の1セットが終了すると、利益の合計は数列の和と等しくなります。

 

今までの説明でラブシェール法は簡単に使えるのかと思う人もいるかもしれませんが、負けが続くと計算は複雑になり、メモ帳とペンが必要です。

 

ラブシェール法のシュミレーション

数列1-2-3でラブシェール法を始めたときにどのようにベット額が変わるのか、シュミレーションしてみました。

 

例1

最初4ドルを賭けて負けた時、数列の最後に4を追加します。そのため、数列は1-2-3-4になります。この時、次のゲームの掛け金は5ドル(1+4)です。

 

勝った場合は1と4を消します。

1 2-3 4

 

2と3が残りますね。次の賭け金は5ドル(2+3)です。残念ながら次の賭けに負けました。 この場合、数列に5が追加されます。

2-3-5

 

すると、次の掛け金は7ドルとなります。勝った場合は、2と5を消します。

2  3  5

 

次の掛け金は3ドルとなり、勝てば1セット終了です。負けた金額は合計9ドル(4+5)で、勝ち金は合計15ドル(5+7+3)です。計算すると合計6ドルのプラスとなり、これは最初に作った数列の和に等しくなります。

 

例2

1-2-3の並びから始めて4ドル(1+3)を賭け、負ける。数列は1-2-3-4となる。

そこから次は、5ドル(1+4)を賭け、負ける。数列の右端に5が加えられ、1-2-3-4-5となる。

そこから6ドル(1+5)を賭け、勝つ。数列から1と5を削除し、2-3-4となる。

次は6ドル(2+4)を賭け、負ける。数列の右端に6が加えられ、2-3-4-6となる。

次は8ドル(2+6)を賭け、負ける。数列の右端に8が加えられ、2-3-4-6-8となる。

次は10ドル(2+8)を賭け、勝つ。数列から2と8を削除し、3-4-6となる。

次は9ドル(3+6)を賭け、勝つ。数列から3と6を削除し、4が残る。

残った4ドルを賭け、負ける。数列に4を加え、4-4となる。

8ドル(4+4)を賭け、勝つ。数列から4と4を削除し、終了。

 

このサイクルでは、5回負けて、4回勝ったことになります。合計損失額は27ドルで、合計勝利額は33ドルです。勝った回数よりも負けた回数のほうが多いにも関わらず、合計6ドルの利益が出ました。

 

これがラブシェール法のやり方です。どれだけ長い数列を最初に作っても、最終的にすべての数字を消すことができれば、元の数列の和と同じだけの利益を獲得できます。

理論上は、ゲームに勝つ回数より負ける回数の方が多くても、利益を出すことができます。これは、勝ったゲームでの掛け金が負けたゲームの掛け金より多いためです。

 

ラブシェール法の長所と短所


ラブシェール法の長所は、利益をいくらにするのか、リスクとリターンを自由に調整できる点です。

例えば、長くて大きい数字の数列で初めれば、たくさんの利益を獲得できる可能性があります。ただし負けが続くと賭け金がどんどん増えていきます。運が悪いと賭け金が最初のベット額の50倍、100倍と増えていくかもしれません。

対策としては、数列を作るときに0をいれると、ベット額が急激に上がるのを防ぐことができます。

もしくは短くて小さい数字の数列で始めれば、利益は少ないですが損する可能性は低いです。

 

ラブシェール法は使える攻略法なのか?

ラブシェール法は、勝率が悪くても利益が出ます。なのでオンラインカジノで使える必勝法と言えるかもしれません。

ただし問題は、負け続けたときです。実際に長時間ゲームをしていると、「イカサマしているのでは?」と疑うくらい負け続けることがあります。

 

負けるたびに賭け金を増やすラブシェール法は、連続して負けた場合に賭け金が高くなりすぎてしまう可能性があります。

高額になった掛け金をベットできず破産するかもしれません。また十分な資金があっても、テーブルには賭け金の制限があります。つまり、何らかの理由で必要な賭け金を賭けることができないということが起こります。

 

その場合、これまでの利益はもちろん、いままで稼いだお金をすべて失うぐらいの大損をしてしまいます。

一部のカジノギャンブラーはラブシェール法に魅力を感じ、ラブシェール法と同じタイプのシステムベット(マーチンゲール法やモンテカルロ法)を確実に稼げる必勝方法だと勘違いしています。

 

今まで数百万円という大金を失ったギャンブラーをみていると、次のような傾向があります。彼らはマーチンゲール法やラブシェール法のように、負けたらベット金額を増やす方法で勝ち続けます。

毎回、数万円の利益をだしますが、あるとき連続で負けてしまい数百万円を失います。

 

おかしい!イカサマだ。なんで、負け続けるんだ?バンカーが続いたら、そろそろプレイヤーが勝つんじゃないの?

オンラインカジノプレイヤーの中には、過去の履歴を分析し、次にどこにベットするのか予想する人が多いです。例えば、バカラでバンカーが勝ち続けたら、そろそろプレイヤーが勝つとか、まだまだバンカーが勝つと思っています。

 

しかし、そんな保証はありません。バカラのカードに、過去を記憶する力はありません。たとえバンカーが連続10回勝ち続けても、次のゲームでバンカーが勝つ確率とプレイヤーが勝つ確率に変化はありません。

バンカーが勝ち続けたら、「次はプレイヤーが勝つ」とか「まだまだバンカーが勝ち続ける」という考えば、数学的に考えると間違いです。

 


「バンカーが5回続けて勝ったら、次もバンカーが勝つ」という判断はすごく個人的なもので、根拠はないぞ。おまじないや占いと同じで信じるのは自由だけど、信じた結果、多くのギャンブラーが数百万円を失い、破産したという事実を知ってほしい

 

 

まとめ

ラブシェール法は、絶対に稼げるカジノ攻略法ではありません。負けた回数が多くても利益を上げられる方法ですが、負けが続くと、最終的に大金を失う可能性があります。

この方法を利用することで、何回か勝つことができるでしょう。もしかしたら、長期間にわたって稼ぎ続けることができるかもしれません。しかし最終的には、どこかで破産する可能性が高いです。

 

もしラブシェール法を利用するなら、負け続けたときに大金を失うリスクがあることを理解してください。そして掛け金があまりにも高額になったとは、損失を受け入れる意思の強さ必要です。

 

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

「次こそ勝てる、絶対に勝てる」とズルズル勝負を続けていると、資金がそこをついて破産してしまうぞ。

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