バカラとは、そもそも完全な運ゲーでプレイヤーは何もすることがありません。ランダムに賭けようが、神様に祈りつつ「神のお告げだぁー」と叫び特定の場所に賭けても勝率は全く変わらないのです。
しかし多くのバカラプレイヤーは、勝負運をあげるための必勝法のようなものを信じています。オンラインカジノでプレイするバカラプレイヤーによく見られるのが、『トレンドを読む』という行為です。
ランドカジノだと『しぼり』が有名です。そのほかにも、カードに息をふきかけたり、カードを破いたりバカラプレイヤーの様子を観察すると、面白い光景を見ることができるでしょう。
この記事では、勝負運が上がるかもしれない7つの習慣を紹介します。ぜひ参考にしてください。
① 流れを読む
カジノにあるバカラには、それまでの結果を載せた電光パネルが設置されています。なので電光パネルを参考に場の流れを読もうとするプレイヤーが多いです。
例えばこんな感じです。
・プレイヤーが5回連続で勝つ
・あなたはさすがに6回連続プレイヤーの勝利はないと考える。
・そこでバンカーに賭ける。
一つの結果が連続して続くと、さすがに次こそは逆の結果が出ると考えるため、反対側に賭けるバカラプレイヤーは多いです。
また、流れに合わせてベットすることもあります。
例えばこんな感じです。
・プレイヤーが3回連続で勝つ
・プレイヤー側に運があると考え、次回もプレイヤーに賭ける
流れを読んで賭けるという方法は、何もバカラだけではありません。ブラックジャックやルーレットにおいても、場の流れを読んで賭けるプレイヤーは多くいます。
流れを読むことで勝率が上がると信じているギャンブラーはたくさんいますが、これは「ギャンブラーの誤謬」であって、勝率は変わりません。ギャンブルは純粋に確率の世界です。
インターネットでは、勝率を上げる必勝法や月収20万円稼ぐ攻略法などの有料情報を販売している人がいるけど、オンラインカジノプレイヤーの中には、そんな情報を信じる人も多いから注意してや。
ランドカジノプレイヤーは、ギャンブル中上級者が多いから騙される人も少ないけどな
② カードを折り曲げる(しぼり)
バカラはヨーロッパで生まれ、1900年代にラスベガスでプレイされます。
カードを折り曲げながらゆっくりめくる『しぼり』もヨーロッパやラスベガスで生まれたと思っている人もいますが、最初にしぼりを採用したのはマカオのカジノです。
マカオのカジノではバカラの人気がとても高く、独特の習慣があり、その中でも有名なのが『しぼり』です。しぼりとは、カードを折り曲げながらゆっくりとめくることです。
しぼりは次のような流れで行われます。
- プレイヤーが1枚目のカードをディーラーから受け取ります。
- プレイヤーは親指で数字が見えないよう隠しながら、カードの短辺をゆっくりとめくり端にあるマークの数を確認します。
- カードを90度回転させ、カードの長辺も同様にゆっくりとめくり、端にあるマークの数を確認します。
- 2枚目のカードも1枚目と同様にめくっていきます。
『しぼり』のポイントは、端にあるマークの数から、カードの数字を想像するという点です。
例えば、2のカードは短辺の両端にそれぞれ1つずつマークがありますが、長辺の端にはマークがありません。
6のカードは短辺の両端にそれぞれ2つずつマークがあり、長辺の両端にもそれぞれ3つずつマークがあります。
このように、カードの端にあるマークの数を見れば、そのカードが何なのかある程度想像ができます。
この「しぼり」の最大のポイントは、カードの端のみをチェックして、中心を見ないことです。カードの中心を見てしまうと、その数字がわかってしまうため、ドキドキ感が半減してしまいます。
例えば、『しぼり』をしただけでは『2と3』『4と5』の区別はつきません。『6,7,8』『9,10』の区別もつきにくいです。パッとめくってカードを確認することは簡単ですが、しぼりをしながら、なんの数字か想像することで、よりドキドキしながらバカラのスリルを楽しむことができます。
しぼりによって折られたカードは、覚えればイカサマに利用できます。そのため一度使ったカードは捨てられてしまいます。毎回カードを捨てるコストはかなりのものです。なのでレートの低いテーブルでは、しぼりはありません。
③ カードに息を吹きかける
プレイヤーの中には、「カードに息を吹きかけることで悪い数字を追い払うことができる」と信じている人がいます。息を吹きかけるタイミングはしぼりのあとです。
しぼりでは端のマークの数しか確認していないため、そのカードが何のカードなのか完全にはわかっていません。そこで、悪いカードを引かないよう、ここ一番という勝負どころでカードをめくる前に息を吹きかけ悪運を吹き飛ばします。
例えばこんな感じです。
- 1枚目のカードが配られる。
- 短辺と長辺を折り曲げて端のマークの数をチェックする。カードは4か5のどちらかだとわかる。
- カードをめくった結果、数字は5でした。
- 2枚目のカードも、しぼりで確認すると4か5だとわかる。
- ここで5がでれば最悪。4であれば、ほぼ勝ちが確定します。重要な場面なので、カードをめくる前に真ん中のマークを吹き飛ばすイメージで息を吹きかける。
本当に悪運や数字のマークが飛んでいくと信じているのかわからないけど、マカオの中国人プレイヤーは「しぼり」と「息の吹きかけ」を利用して楽しんでるで。実際にしてみると盛り上がる。
バカラをより楽しむための1つの方法じゃないかな。
④ カードを破く
感情的なプレイヤーの中には、悪いカードが出て負けてしまったときにカードを破いてしまう人もいます。
日本人からすると自分のものでもないトランプを破るのは、マナー違反です。しかしマカオのカジノでは、カードを破くことが文化の一つとして受け入れられています。
カードを破ることでプレイヤー達はストレスを解消できるし、カジノ側としても、お客がより長くプレイしてくれるので、一石二鳥やな。
⑤ 過去に大勝ちしたディーラーのテーブルでプレイする
プレイヤーの中には、過去に大勝ちしたディーラーとプレイすれば、また勝つことができると考えています。
特にバカラプレイヤーはディーラーに対して敏感です。過去に大勝ちした時のディーラーをわざわざ探して選ぶ人も少なくありません。
反対に、大負けした時のディーラーは避ける傾向にあります。またプレイしている最中にディーラーが変わると、流れが悪くなりツキがなくなると信じている人もいます。
⑥ グラスやゴミ箱を叩く
※人を叩いてはいけません
バカラでは結果を記録できるよう、プレイヤーにペンをくれるところが多いです。中国人プレイヤーの中には、このペンを使って飲み物の入ったグラスやゴミ箱を叩く人がいます。
この叩くという行為は、彼らにとっていいカードを引くための習慣なのです。
なぜ中国人プレイヤーがグラスやゴミ箱を叩くようになったのか、その由来はわかりません。おそらくカードに息をふきかけるように、悪運を自分の周りから追いだすためにしているのかもしれません。
⑦ ラッキーアイテムを身につける
赤は中国だとお祝い、幸せ、運の象徴であり、非常に縁起のいい色とされています。そのためか、中国系ギャンブラーは赤い服を着ていることが多いです。
ギャンブルにおける赤色の重要性はラスベガスのカジノも認識していて、レートの高いVIPルームは赤で装飾されていたりします。
また、バカラではラッキーアイテムを身につける人も多いです。オンラインカジノプレイヤーの中にも、雑誌やテレビの占いコーナーで紹介されていたラッキーアイテムを身につけてからバカラをプレイする人がいます。
前回大勝ちした時と同じ服装でランドカジノに来たという人もいました。
ラッキーアイテムを身につけると、前向きになるし運勢もよくなるような気がするな。女の子は占いを信じている人も多いし、ラッキーアイテムを身につけることでギャンブル運もアップだね。
まとめ
勝負運が上がる7つの習慣を紹介しました。これらの習慣をとりいれることで、本当にバカラの勝率が上がるのでしょうか?
ほとんどのプレイヤーは、バカラの勝敗が全て確率に基づいているということを知っています。そしてカジノ側が少し有利であることも理解しています。
しかし賭ける金額が大きいときなど、人間心理として理性を超えた不思議な力を信じたくなるのは自然なことです。
例えば・・・
・プレイヤーが5連勝しているので、勢いのあるプレイヤーに賭ける
・今朝の占いコーナーで紹介していたラッキーカラーの服を着る
・前回勝利した時と同じディーラーを探してプレイする。
・宝くじを当てた友達と一緒にカジノに行く
さて、これらの行動を行うことで、あなたの勝つ確率は上がるでしょうか?
答えは当然ノーです。バカラは確率のみが影響を与えるゲームです。カードを曲げたり、ラッキーアイテムを身につけたり、10万円で購入したバカラ必勝法が勝率に影響することはありません。
バカラで勝つためには、シンプルにハウスエッジが一番低いバンカーに毎回賭けるのがベストです。あとはバカラの中でもハウスエッジの低い、ドラゴン7や6デッキのバカラを探すのもおすすめです。
マカオのカジノに行くと、プレイヤーはカードを曲げたり破ったり、なかにはペンで刺したりと、好き放題やってるときがあるけど、マカオ以外のカジノでおなじことをすれば、変な目でみられるから注意してや。
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