ライブポーカー攻略本を読めばオンラインポーカーのマイクロステークスで勝てるのか?

ポーカー

最近、ポーカー本の中での人気の『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』を読みました。

 

アマゾンでのポーカー本売れ筋ランキングで上位にきている人気の本です。

 

本の内容はライブカジノでのマイクロステークス、ブラインドが5ドルのレートで勝つためのスキルについて書かれています。

 

今回、このポーカー本を読むことでGGポーカーのマイクロステークスで勝つことができるのか検証していきます。

 

アイ
アイ

以前にもオンラインポーカーに挑戦しているけど、ヒカルくん、勝ててないよね?

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

今回は本も読んだし、たまにYouTubeのポーカー動画も見てるから勝てるはず!!

 

 

こちらが以前、オンラインポーカーに挑戦した記事です。

テキサスホールデム【GGポーカー】のレベルは?初心者でも勝てる?検証してみた
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エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームの内容は?

『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』の内容について気になる人もいると思います。どのような内容なのか、簡単に要約してみます。

購入するときの参考にしてください。

 

『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』は4つの章に分かれています。1章はトーナメントとキャッシュゲームについてライブポーカーとオンラインポーカーに分けて説明しています。

ポーカーで稼ぎたいならライブポーカーのキャッシュゲーム、オンラインポーカーで稼ぎたいならトーナメントをエド・ミラーは勧めています。

 

第二章は、ライブポーカーの低レートで勝つための3つのスキルについて説明しています。それぞれのスキルについて見ていきます。

 

スキル1 プリフロップで参加するハンドを限定し、レイズで参加する

多くのプレイヤーは、プリフロップで参加しすぎています。参加するハンドを限定し、強いハンドのみレイズで参加します。これにより相手にハンドを予測されにくくなります。おすすめのハンドはスーテッドコネクター、2枚とも強いカード、ポケットペアです。

 

スキル2 相手の大きなベットやレイズにコールして大負けしない

相手の大きなベットやレイズにはフォールドすることが重要です。トップペアができても無理にコールせず、フォールドします。特に低レートのプレイヤーはブラフの割合が少ないので、相手のプレイヤーが大きなベットやレイズでブラフをたくさんするとわかるまで、フォールドします。

 

ギャンブラーヒカル
ギャンブラーヒカル

俺はトップペアができると、相手の大きなベットに対してフォールドできなくて、しょっちゅう大負けしてるわ。

 

スキル3 ハンドを場に置かれたカードとの関係で適切に評価する

自分のハンドと場のカードの関係を適切に評価し、ポストフロップで何回ベットするかを決定します。強い役ができたときは、相手のチップを最大限奪うために積極的にベットしてください。

 

第三章は$2―5のレートで勝つためのテクニックを紹介しています。

ブラフについて学び、ボードテクスチャからブラフが有利な場面について知ることができます。

 

スキル4 ブラフをするスキル

ベットに対して2分の1の確率でフォールドするプレイヤーにフロップからターンまでベットし続ければ大きく勝つことができます。

ブラフは有利になることが多いですが、特にコンティニュエーションベットが効果的です。あとショーダウンにいけば勝てないような弱いハンドでターンやリバーにブラフします。

 

マルチウェイポットでも、ショーダウンまでいかないことが多い場合、ブラフベットも状況によって効果的です。

ブラフベットが有効なテーブルかどうかを判断する方法は、フロップでマルチウェイポットになった回数を数えます。そして、20ハンドのうち半分以上がマルチウェイポットになり、さらにショーダウンまで進んだ回数が4回以下ならブラフベットが利益的になる可能性が高いです。

というのも、多くのプレイヤーがルースである一方、ポストフロップで多くの弱いハンドをフォールドしているからです。

 

スキル5 ボードテクスチャを評価するスキル

スタティックなボード、ダイナミックなボード、ドライボード、ウェットボードについて説明しています。

ドライボードはスタティックに見えますが、例えば8◆ 4♣ 2♠はドライでありながらダイナミックです。これはAやKが一枚でるだけでハンドの強さが大きく変わるためです。

 

ダイナミックなボード(例:8♣ 4♣ 2♠)でトップペアを作った場合、♣が出ると警戒しますが、実際には9以上のカードの方が危険です。フラッシュの組み合わせは55通りと少ない一方で、Kを含むハンドの組み合わせは135通りもあります。ダイナミックなボードでは、フロップでトップペアを作ってもターンやリバーで状況が大きく変わるので注意が必要です。

 

スタティックなボードでフロップにセットを作った場合、ほぼ勝ちが確定します。これは、各プレイヤーのハンドエクイティに大きな差があるためです。

スタティックなボードでフロップやターンのブラフに相手がコールした場合、リバーのブラフで相手をフォールドさせるのは難しいです。

 

スキル6 ライブでのリーディング

ライブでのリーディングでエドが一番重要視しているのは、ベットサイズの違いによるプレイヤーの癖です。たとえば強い役ができたら大きくベットし、そこまで強くない役やブラフは小さくベットするなどです。

 

一番レートの低いテーブルでベット額を分けることは利益的になることが多いですが、$2―5のテーブルでベット額を分けることは危険です。

ポーカー経験者だと、プレイヤーがベット額を変えると、すぐに気づきます。

 

もし強くないハンドで小さくベット、強いハンドで大きくベットしているプレイヤーがいれば、小さいベットのときレイズすれば相手を簡単に降ろせます。大きくベットしたときはフォールドすればいいだけです。

 

スキル7 ミスプレイへの対処法

運が悪い状態が続いたときの対処法、運が良い状態が続いたときの気をつける点などについて書かれています。

たとえば運が良い状態が続くと、微妙なハンドでゲームに参加したり、ブラフをたくさんするようになったり、上手なプレイヤーを間違って攻撃したりするようになります。

そして運が悪い状態が続くと、ブラフができなくなったり、フロップでオールインする回数が増えたり、勝てる可能性が低いのに大きなベットにコールするようになります。

 

第4章は$5―10のレートで使えるテクニックを紹介しています。ただし、ハイレートだとプロプレイヤーも多く、この内容を利用すれば勝てるというものではありません。

スキル8 アグレッシブプレイヤーのブラフに対抗する

ブラフする割合が2割のプレイヤーに対して、あなたはブラフキャッチしにいくべきではありません。たまにブラフキャッチが成功してもトータルで損をします。
一方、ブラフが8割のプレイヤーなら、常にコールすることで利益的になります。

つまり相手のハンドレンジが強ければフォールドし、相手のハンドレンジが弱ければコールしていきます。

 

通常、強いハンドレンジで良いポジションがあればブラフできます。一方、弱いハンドレンジでポジションが悪ければブラフの頻度は減るはずです。

アグレッシブなプレイヤーはいつでもレイズ、ベットしてきます。そんなプレイヤーのハンドレンジは弱いので、簡単にフォールドしてはいけません。コールとレイズをうまく混ぜて、相手に立ち向かう必要があります。

 

そしてターンやリバーでのベットの癖を観察します。あるプレイヤーはブラフをするのを諦めます。一方、気合の入ったプレイヤーは最後までブラフを続けるかもしれません。
ただ、それでも本当に強い役ができたときと、ハイカードでリバーでのベット額に違いがあるかもしれません。

 

多くのアグレッシブプレイヤーがフロップ、ターンでコールされた場合、リバーでのベットを諦めます。そんなプレイヤーには、リバーでベットします。一方、いつもリバーでのベットを諦めるアグレッシブプレイヤーがリバーで大きくベットしてきたら、素直にフォールドします。

 

スキル9 ディープスタックでの対応方法

通常に比べて、ポジションが悪いときはハンドレンジをより狭く、ポジションが良いときに、ハンドレンジをより広くします。ただしオールインするハンドレンジは狭くなります。

あとブラフの頻度を高くします。

 

次にゴミハンドをフォールドするプレイヤー、コールするプレイヤー、レイズするプレイヤーでの対応方法について説明しています。

ゴミハンドをフォールドするプレイヤーは、通常通りプレイします。コールするプレイヤーは、強いハンドを持っているときにポットを大きくします。

 

レイズするプレイヤーへの対応は難しいです。というのもディープスタックだからこそできる巨大なリバーベットがあります。しかし、あなたがショートスタックで参加すれば、相手もブラフベットができません。すぐにオールイン勝負になるためです。

 

スキル10 ポーカープロに勝つ方法

1つ目は、わざとハンドが弱いテルをだして、相手を騙す方法です。あなたのハンドは99のポケットペアです。ポジションはビッグブラインドとします。

場にA 6 9がでました。セットの完成です。

 

相手のコンティニュエーションベットにコールをして、ターンにKがでます。ここであえて、あなたが先に小さくベットします。

この小さいベットは、ショーダウンまでいきたいけど、そこまで強い役はできていない、ターンでブラフを打たれたくない、そんなときに使います。

 

ポーカープロからすると、相手の弱さを表すアクションです。強気にレイズして、リバーも相手をフォールドさせるためにベットしてくれます。

AQの強いハンドをポーカープロが持っていた場合も、トップペアなのでバリューベットをしてきます。ポーカープロのするどい読みを利用して、相手を罠にはめます。

 

 

GGポーカーのマイクロステークスに挑戦してみた

 

これから4回に分けてGGポーカーのマイクロステークスに参加します。1回あたり30分です。

 

セットが完成したのでチェックレイズします。すると、そのままオールイン対決に。

 

なんと4カードが完成します。

 

サンクスGGデイリーフリップアウトの参加券をもらいました。総額10万ドルのフリップアウトイベントに参加することができます。この参加券は、めちゃくちゃ運が良いとき、悪いときにもらうことができます。

 

その時間帯にログインしていなくても、自動的に参加することができ、仕事や学校の時間帯でも問題ありません。勝てば高額の賞金がもらえます。

 

プリフロップで3ベットすると、4ベットが返ってきます。フロップの時点でポットは55BBとかなり大きくなりました。ここで相手からかなり大きなコンティニュエーションベットがきます。

 

これがターンやリバーであればスキル2『相手の大きなベットやレイズにコールして大負けしない』によりフォールドです。ただしフロップなので悩みます。

 

ビッグブライドが3ベットしたときのボタンからの4ベットレンジは次のようになっています。

 

AもしくはQがでれば、勝てる可能性もありますが、41BBにコールするのはリスクが高すぎます。今回はフォールドしました。

 

ちなみにボタンが4ベットしたときのビッグブラインドの5ベットハンドレンジ表は次のようになっています。

 

ハンドがAQsだと、50%以上の確率でオールインをすすめています。4ベットにコールすると、フロップ以降の判断がとても難しくなるのでオールインしておけばよかったと後悔しています。

最終的に95BB勝つことができました。

 

 

検証2回目

今回はリンプインするプレイヤーが多いです。

 

フロップでビッグブラインドがオールインします。もし、ターンやリバーでポットより大きいベットがあればフォールドですが、まだフロップです。私はフラッシュドローなので、クラブやAがでれば勝てる逆転できる可能性があります。アウツは9枚です。勝率は36%ぐらいです。

 

30BBをベットして90BBもらえると考えれば、悪くありません。難しい選択ですが、ここはコールしました。

 

オールインしてきたプレイヤーは相手は驚きのローペアでした。勝率は私が47%、相手が53%です。

残念ながらAもクラブもでずに、ここは負けてしまいます。

 

ジャックスとかなり強いハンドですが、ボードにはQとKのカードがあります。先ほどローペアでオールインしてきたプレイヤーからリバーでポットと同じ額のベットがありました。

ここはエド・ミラーのスキル2『相手の大きなベットやレイズにコールして大負けしない』を利用してフォールドします。

 

リバーで運良くキングがでて、トップペアトップキッカーの完成です。ベットをしたら、相手がツーペアで負けてしまいます。

 

リバーでKがでて、トップペアを完成。ここで右隣のプレイヤーがポット額以上のベットをしてきます。ローペアでリバーにオールインをしてきたプレイヤーです。

 

『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』に従うなら、ここはフォールドです。でも、変なオールインを見せられている分、フォールドも簡単にできません。また変なワンペアで大きくベットをしている可能性もあります。

結果は動画を見てもらいたいのですが、相手はフラッシュを完成させていて負けてしまいました。エド・ミラーの「ブラフが2割のプレイヤーにコールするべきか?迷わずフォールドだ」という言葉を思いだしました。

今回は100BBすべて失いました。40分以上プレイして、ただただチップが減っていくだけの戦いとなりました。

 

検証3回目

AKでトップペアトップキッカーが完成して140BBまで増えますが、大きなミスをしてしまいます。

 

ツーペアボードでスモールブラインドがオールイン。エド・ミラーの『スキル2 相手の大きなベットやレイズにコールして大負けしない』に従ってフォールドするべき場面です。

しかし、すでにポットには140BBもあります。必要勝率は27%です。

 

2ペアボードだと、だいたいAがあるプレイヤーが勝っているのを見てきました。ついつい過去の経験からエースを持っていればペアボードはだいたいドローみたいなイメージがあったのでコールしてしまいました。

 

相手はクイーンズで負けてしまいます。エド・ミラーのルールを破った結果、チップをすべて失いました。

 

エド・ミラーは本の中で、

大きなベットにコールするケースは、あるプレイヤーが1時間に4回、5回もポット以上のベットをしてくる超攻撃的なプレイヤーの場合のみです。そのときはブラフをキャッチしにいくつもりでコールするのも良いでしょう。

トップペアやツーペアができたというだけで、フロップやリバーで大きなベットにコールしてはいけません。コールする前に、しっかりと相手を観察し、どんなプレイヤーなのか知る必要があります。

と言っていました。相手をしっかりと観察する前に、コールしてしまった私のミスです。100BBすべて失ってしまいました。

 

検証4回目

今のところ1勝2敗です。チップは100BB以上のマイナスです。

 

相手がクイーンズのときにエーシーズというめっちゃラッキーな展開。プリフロップでオールイン対決になり、相手のチップをすべて奪います。これで140BBまでチップが増えます。

 

私のハンドはジャックスでビッグブラインドから強気の30BBのポットベットです。現状、負けているのはツーペアかトップペアだけです。現状、ジャックスはかなり強いハンドです。

 

しかし、検証3回目でコールしすべてのチップを失うという失敗、エド・ミラーの『スキル2 相手の大きなベットやレイズにコールして大負けしない』のアドバイスを思い出し、泣く泣くフォールドしました。

 

 

なんでやねん!!

 

やっぱりポーカーは難しいです。最終的に143BBで43BB勝つことができました。

 

 

検証まとめ

『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』を読めばオンラインポーカーのマイクロステークスで勝つことができるのかの検証は、ここで終了です。

2勝2敗で最終的に60BBのマイナスです。

 

検証3回目のときに、エド・ミラーの本に書かれていたルールに従わずに、私がコールして失った100BBがなければ、マイクロステークスでは十分に勝つことができたと思います。すべて私のミスです。

 

マイクロステークスでは、チップが大きく動くので、相手の大きなベットに無理にコールせずに、強い役ができたときに、しっかりとベットしていけば十分に勝つことができます。ポットのスチールやゴミハンドでのブラフ、ボードからどちらが有利か判断するなどの複雑な戦略は必要ないです。

 

ただプリフロップで誰かが3ベットをしたとき、その3ベットはプレミアムハンドなのか、ライトスリーベットなのかを判断する必要があります。

相手のスリーベット率を見て、6%以下なら無理にスリーベットにコールする必要はないです。大きくチップが動くのでむしろ微妙なハンドでコールしてはいけません。

 

52ハンドプレイして、3ベット率が0%のプレイヤー。こんなプレイヤーがオールインしたらプレミアムハンド以外に考えられません。

このプレイヤー特殊で、52ハンドずっとプリフロップをフォールドし続けるスーパータイトなプレイヤーですが・・・

 

まとめのまとめ

ポーカー攻略本を読んでも、残念ながらオンラインポーカーのミニマムステークスでさえ勝つのは難しいです。今後も勉強を続けて安定的に勝てるようになりたいと思います。

ただ、エムホールデムでこの本を読んだ後に始めてレジェンドランクになることができました。少しずつですがポーカーが上達しているのは感じています。

 

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