「努力なしで楽してお金を儲ける」という考えがギャンブルの根底にあります。サイコロの目が自分の予想と合うだけで、お金が稼げるので、スキルも資格もいりません。
純粋に運が試されるギャンブルは、日常では感じることができない興奮と夢を与えてくれますが、いいことばかりではありません。なかにはギャンブルがきっかけで、すべてを失うこともあります。
今回は「ギャンブルの負け」を段階的に分析し、どのようにすれば事前に「ギャンブルでの絶望的な負け」を防ぐことができるかについて、書いていきます。
ギャンブルの負けレベル
ギャンブルで負けるといっても、数千円から数億円と人によって金額が違います。また負けレベルの段階によってハッピーな負けから絶望的な負けまであります。
ここでは3つの段階で負けレベルを説明します。
負けレベル1 負けても大丈夫な金額
運に左右されるカジノゲームは、長い目で見ると負けるものです。ただし遊びレベルの負けは、ギャンブルの損失レベルでいうと、入り口にすぎません。
例えば、カジノに30ドルを持っていきバカラで遊びます。1時間楽しんで、無料のアルコールを飲んで、素敵な夜を過ごしました。ある時は30ドルを失い、ある時は80ドルに増やして帰ります。
これは、バーなどに飲みに出かけるのと同じことではないでしょうか。カジノで楽しい時間を過ごし、カジノ内でのサービスを利用すれば、そこには30ドルの価値があります。
ハウスエッジの分だけカジノ側が有利であることは分かっているし、負けてもいい金額で遊んでいます。ギャンブルを映画やボーリングのようにエンターテイメントの一部として受け入れ、サービスを利用したのだから、料金(カジノでの負け)を支払うのは当然と考えています。
負けレベル1は、失ってもいいと思う金額内で負けることです。悲しい気持ちになることもありません。むしろ楽しんだ分だけ満足しています。
一部の人はギャンブルを悪みたいに思っているけど、ギャンブルでの負けをコントロールできれば、ストレス解消にもなるし立派な趣味になるんじゃないかな。
負けレベル2 鬱になりそうなぐらいの大負け
負けレベル2は、ギャンブルで失ってはいけないほどの大きな金額を失うことです。これは、朝から暗い気持ちになったり、後悔の気持ちで鬱になることもあります。
このレベルの損失は、資金コントロールができていないために起きてしまいます。ギャンブルでは負けが続くと今までの損失を取り返そうと、大きな金額を賭けてさらに負けてしまうことがあります。
負けレベル3 大切なものを失う
負けレベル3は最も深刻です。 このレベルは、負けレベル2をさらに極端にしたものです。長期間にわたって資金管理をせずに、収入以上のお金をギャンブルに使ってしまいます。感情のコントロールができずに友人、家族、仕事を失う可能性も高いです。
金を手に入れることが人生で一番大切なことになり、ギャンブルからはもう喜びさえ感じられなくなります。一般的にギャンブル中毒と呼ばれる状態です。
ギャンブルで大負けしないために
ギャンブルを趣味として楽しむのはいいですが、給料以上のお金をギャンブルに使ったり、お金を借りてまでギャンブルをするのは、よくありません。
ここでは、ギャンブルで大負けしないためのいくつかのテクニックや予備知識を紹介します。
カジノの罠
カジノでは、プレイヤーにたくさんのお金を使わせるための様々な仕掛けがあります。
上品な玄関におしゃれで開放的なロビー、高い天井、シャンデリア、鳴り響くジャックポットの音に歓喜の叫び。受付のお姉さんは美人で対応も丁寧です。
カジノ内の豪華な内装や雰囲気がプレイヤーを包み込み、いつも以上に大胆にお金を使うようになります。
また新しくメンバー会員を作ると、無料ボーナスをもらえます。始める前からすでに勝ったような気にしてくれますが、カジノを体験したお客さんにもっとお金を使ってもらうためのサービスです。
そのほかしばらく足を運んでいないカジノメンバーには、優待券などが配られることもあります。
無料の飲食サービス
多くのカジノでは、お茶やコーヒーを含む飲み物を無料で提供しています。アルコール類が無料で配られることもあります。というのもお酒を飲めば飲むほど、人は大胆にお金を賭けるようになるからです。
カジノにいるプレイヤーが全員酔っ払っていたら、カジノ側は簡単に大儲けできますね。
窓も時計もない会場
カジノには窓も時計もありません。カジノに行ったことがない人はもちろん、行ったことがある人でも気が付かない人が多いのです。
もし時計を見たり、窓の外をみて太陽が昇っていることに気づいたら、ギャンブルに夢中になっていた人も家やホテルに帰るでしょう。
一方、窓や時計がなければ、時間を忘れて夜通しカジノで遊んでしまいます。
酸素
カジノはプレイヤーが眠くならないように、空気を新鮮に保ち会場に酸素を送り込み二酸化炭素濃度が上がらないようにしています。
カジノ内では、密室の空間でも二酸化炭素の濃度は上げることなく、プレイヤーが疲れを感じないように工夫しています。
ゲームセンターやパチンコ屋で1日中あそんでいると、めっちゃ疲れてくるけど、カジノで1日中あそんでも疲れを感じないのは、酸素濃度と二酸化炭素濃度が関係していたんやな。
カジノの罠まとめ
カジノには目に見えない、いろいろな罠があり、予定していた予算より多くのお金を使ってしまいます。プレイヤーがもっと長く遊ぶよう、もっと大胆にお金を賭けるよう、たくさんの罠を仕掛けています。
欲望に負けると、負けレベル2,負けレベル3の段階に進んでしまうので注意してください。
オンラインカジノの罠
オンラインカジノでは、ランドカジノのようにエキサイティングな夜遊び体験をすることはできません。しかし、無料ボーナスや入会ボーナスをプレゼントすることでプレイヤーを誘惑しています。
そしてオンラインカジノの一番の魅力でたくさんのお金を失ってしまう理由は、いつでも遊びたいときにギャンブルができてしまうという点です。
例えば、あなたは今バカラで遊びたいとします。もしランドカジノであれば、飛行機に乗って海外に行く必要があります。海外に住んでいる人も車に乗ってライブカジノに行くまで、それなりの時間がかかるはずです。
一方オンラインカジノの場合、家を出る必要もなく、コンピューターの電源を押すだけ。もし携帯電話で遊んでいる人なら、いつでもどこでもギャンブルゲームで遊ぶことができます。
手軽に遊べるので、オンラインカジノで毎日あそんでしまうという人もいるでしょう。そうなると、自分をコントロールするのがむずかしくなりギャンブル中毒になりやすいです。
もしギャンブル中毒になってしまえば、負けレベル2,負けレベル3の段階に進み、ギャンブルで多くのお金と大切な人を失うかもしれません。
オンラインカジノは手軽に遊ぶことができる分、ハマってしまうとギャンブル中毒にもなりやすい。もし毎日オンラインカジノで遊んでいる人がいたら、もう一度ギャンブルで使うことができるお金はいくらなのか、しっかりと確認して予算の範囲内で遊ぶようにしよう。
ギャンブルで大損する人の特徴
ギャンブルで大損する人はいくつかの特徴があります。大金を失う前に、下記の項目を確認してください。
もしも、当てはまっていた場合は要注意。近い将来、ギャンブルで大損して後悔するかもしれません。
ギャンブルアナリストになる
ギャンブラーの中には、ルーレットの出目やバカラの罫線を一生懸命に分析するアナリストがいます。
ルーレットで赤が連続4回出たから、そろそろ黒がでるはず
罫線を分析すると次にバンカーが勝つのか、プレイヤーが勝つのか見えてくる。
これは、カジノ愛好家の間でよくある勘違いです。多くのルーレットプレイヤーは、これまでルーレットで出た番号をスコアカードに記録しています。しかし、ルーレットの各スピンの結果は、ひとつ前のスピンの結果に影響されることはありません。独立した現象で、パターンもありません。
そのため、一定の現象がもうすぐ「起こるはず」という前提で大金を賭けると失敗します。ルーレットの当たり番号は、偶然に出るものなのです。
バカラでも同じです。多くのバカラプレイヤーは、過去の結果を分析することで明るい未来を信じています。中には罫線を分析するプロのアナリストもいるようで、バカラの有料情報を販売しながら生活しています。
分析するのは楽しいですが、「ここはバンカーがでるはず」という根拠のない思い込みで大金をかけるはやめましょう。そういうときに限って、プレイヤーがでてしまうのがギャンブルです。
俺もYou Tubeで罫線アナリストとか言いながら、バンカーかプレイヤーを予想しているけど、ただのおまじないみたいなもんだからな。
過去のゲーム結果を分析しても、ルーレットやバカラの勝率は上がらないぞ。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲が強いと、自分を大きく見せるために自慢したり、目立とうとして大きく振る舞ってしまうものです。
ディーラー、ウェイトレス、デートの相手、他のプレイヤーの興味をひきたい、見せびらかしたいと思う気持ちから、予算以上の大きなお金を賭けてしまいます。
自己顕示欲が強いと、ギャンブルで大きな失敗をする可能性が高いです。
酔っぱらい
酔った状態でギャンブルをすれば、気づかないうちに大損してしまう可能性があります。アルコールを1杯、2杯飲んでカジノで遊ぶのは楽しいです。ですが、その1杯のアルコールが危険です。
アルコールは理性を溶かすので、いつもより大胆な気持ちになって、自分で決めていた予算以上のお金で遊んでしまいます。
カジノがアルコールを無料で提供する利用はここだ!
無料だからとたくさんアルコールを飲むと、バーで飲む10倍以上のお金を使うことになるぞ。
カジノ側の罠にひっかからないようにしよう。
お金に貪欲で自制心がない
パチンコや競馬、オンラインカジノはプレイヤーの欲を利用することでお金を稼いでいます。なのでお金を稼ぎたい貪欲なプレイヤーは大歓迎です。
本来、パチンコや競馬、オンラインカジノの目的はギャンブルそのものを楽しむことです。ですが貪欲になると本来の目的を見失い、お金を稼ぐことしか見えなくなります。
お金に執着している状態だと視野もせまくなり、自分をコントロールできずに、身の丈に合わない金額の賭けて大損する可能性があります。
最初に話した負けレベル2から3あたりを経験するかもしれません。貪欲で自分をコントロールできない人はギャンブルで遊ぶことをおすすめしません。
ギャンブルを楽しむコツは、負けてもいいお金だけを使ってプレイすることだ。生活費を使ってギャンブルをすると、楽しめないぞ。
勝ち逃げできない
ギャンブルを続けていれば、ある時点で必ず負けます。多くのギャンブラーはそのことを知っていますが、なぜか勝っている時にギャンブルをやめることができません。
これはオンラインカジノで起こった本当の話です。
その日はツイていて、Aさんはオンラインカジノで大勝ちしました。なんと500万円もの大勝ちです。500万円も勝てば、高級車が買えますね。
しかし数日経つと、最初は幸せな気持ちだったAさんも、だんだんと前回の大勝ちでは満足できなくなります。もっとギャンブルでお金を稼ぎたい、その気持ちが強くなってパソコンの電源をつけました。
バカラの攻略法を使えば1000万円、いや2000万円稼げるはず。前回もこの攻略法で500万円稼いだんだから
しかし、この日は前回のように勝てません。負けが続いて苦しい戦いに。Aさんは大逆転を狙ってテーブルリミットの35000ドル(350万円)をプレイヤーにベット。しかし残念ながらバンカーが勝ってしまいます。
少しヤケになってしまったAさん、残りの10000ドルもベットし負けてしまいました。最終的に70000ドルの負けです。
大勝ちしたときに辞めておけば500万円を出金できたのに、負けるまで賭け続けたAさんは数百万円負けてしまいました。
本当の話と言いましたが、ギャンブラーヒカルの妄想とフィクションが少し混ざっています。ですが、下記のクイーンカジノのアフィリエイト画面をみてもらえば、あながち嘘だとも言えません。
ある日、ハイローラーのプレイヤーが50000ドル以上勝っています。しかし数日後に70000ドル以上負けてしまいました。
多くのギャンブラーは勝っているとき、「もっと勝ちたい」「お金をいっぱい稼ぎたい」という貪欲な気持ちになります。そしてかなりの金額を勝ち取っているのにも関わらず、負けるまで賭け続けてしまいます。
運良く大きなチャンスをつかんでも、最終的にギャンブルで儲けるチャンスを自分で逃してしまうギャンブラーは多いです。
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