みなさん、ブラフをしていますか?ブラフって失敗したときのことを考えると怖いですよね。
私もレジェンドランクになるまでは全くブラフをしていませんでした。ただレジェンドランクでブラフなしに、上位を目指すのは厳しいです。またポーカーのレベルアップのためには、ブラフが必要です。
そこで今回、ポーカーチェイスでブラフをすれば勝てるのか検証していきたいと思います。セミブラフとピュアブラフで勝率はどれくらいなのか、またブラフをした結果、ポイントの収支はどうなるのか検証していきます。
ブラフする回数は全部で100回です。1回の動画あたり20ハンドのブラフをします。もしブラフが失敗した場合、セカンドバレル、トリプルバレルと打っていきます。
セミブラフからフラッシュやストレートになった場合は、例外としてカウントします。
相手のハンドレンジと私のハンドレンジで、どちらがボードに対して有利になるのかということまで、考えることができないので、基本はショーダウンで勝てないハンド(ハイカード)でブラフをしていきます。
ブラフを打って負けたときにポイント収支はマイナスになりますが、このマイナスポイントにプリフロップでのレイズやチェックはカウントしていません。
たとえば、たとえばプリフロップで1000ポイントでレイズでスタート。そのあとフロップからリバーまでブラフベットを1000ポイントずつ合計3回したとします。この場合、損失は-4000ではなく-3000にしています。
ブラフ検証1回目
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 20 | 11 | 55% | 46370 |
ブラフ2回 | 8 | 4 | 50% | 20190 |
ブラフ3回 | 2 | 1 | 50% | 16195 |
例外 | 2 | 2 | 100% | 30238 |
ブラフ3回してもミドルペアでコールされることもありました。コールしたプレイヤーは参加率48%とかなりアグレッシブなプレイヤーです。ターンとリーバでブラフを打ってミドルペアさえ降ろせないのは、ちょっとショックでした。
ただ、全体で見るとブラフを打つことでポイントを大量に獲得していることに驚きました。ブラフを失敗したときは、大量にポイントを失います。そして6位や5位をとるため、負けたときの印象がどうしても強くなってしまいます。
しかし、総合的にみるとブラフを打つことで大きくポイントがプラスになっていることがわかります。
例外はブラフをしたらターンやリバーで運良くトップペアやストレートができたパターンです。
ブラフ検証2回目
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 20 | 6 | 30% | 30260 |
ブラフ2回 | 14 | 4 | 28.6% | 6200 |
ブラフ3回 | 6 | 1 | 16.7% | -36600 |
例外 | 2 | 2 | 100% | 59310 |
フロップからリバーまでブラフを打ち続けて失敗したパターンは、相手の役はフルハウスが2回、スリーカードが1回、ミドルペアが1回でした。
3回もブラフを打ち続けて、ミドルペアも降ろせないのは正直つらいです。
ブラフを打ち続けて、結局、ミドルペアやローペアも降ろせないと、そのショックが大きくて、ブラフするのをやめる人もいそうやな
今回、トリプルバレルを打っても相手が降りてくれず、大きな損失がでました。相手がフルハウスとスリーカードができたときは、どんなにベットしても相手は降りてくれません。ここは運が悪かったと言えます。
問題はミドルペアを降ろせなかった点です。ミドルペアを降ろせないとなると、トリプルバレルを打つ意味がなくなり、またポーカーチェイスで5位、6位をとる原因になってしまいます。
フロップからリバーまですべてブラフを打ち続けるよりも、ブラフを2回打っても相手がコールしてきた場合は、素直に諦めたほうが、今回は利益的になりました。
次回以降の検証で、トリプルバレルを打つことが利益的になるのかどうか、さらに詳しく調べていきます。
例外パターンは、ターンでトップペアができ、相手はリバーでブラフオールイン。それにコールして32940ものポイントを稼ぐことができました。
もう一つはフラッシュドローとストレートドローが同時にできたモンスタードローです。リバーでストレートが完成します。
ブラフ検証3回目
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 20 | 9 | 45% | 31765 |
ブラフ2回 | 8 | 3 | 37.5% | -11815 |
ブラフ3回 | 2 | 1 | 50% | -10710 |
例外 | 1 | 1 | 100% | 11000 |
今回、ブラフを打ち続けて相手をフォールドさせることができなかったのは、相手がトップペアを完成させていたときです。
あとブラフを2回打っても、相手のハイカードを降ろせないことがありました。ボードをみても、小さい数字ばかりなのでビッグブラインドの私が有利です。しかし相手はプレミアムハンドを持っていたため、降りにくかったのかもしれません。
通常AKなどのプレミアムハンドを持っていると、ハイカードでもフォールドできなくて大損することがありますが、今回は相手の粘り勝ちです。
例外はブラフをしたときにリバーでトップペアが完成して勝ちました。
今回はブラフを2回、3回とすることで収支が大きくマイナスになりました。特に2回ブラフをしたときの勝率があまりよくないです。ただ全体でみると、ブラフすることで収支はプラスになっています。
ブラフ検証4回目
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 20 | 12 | 60% | 60780 |
ブラフ2回 | 6 | 1 | 17% | -20595 |
ブラフ3回 | 1 | 0 | 0% | -23431 |
例外 | 1 | 1 | 100% | 13440 |
今回、ブラフを打ち続けて相手をフォールドさせることができなかったのは、相手がトップペアを完成させていたときです。
トリプルバレルを打ったときは、相手は2番目に強いワンペアでした。トップペアが降りないのはわかりますが、2番目に強いワンペアさえ降ろせないのであれば、トリプルバレルを打つ意味がないです。さらにトリプルバレルに失敗すると、チップがかなり減ってしまうので残っているプレイヤーの中で一番先に負ける可能性が高いです。
またセカンドバレルでの勝率もとても悪いです。コンティニュエーションベットは非常に効果的ですが、2回、3回とブラフをするのは、損することが多く5位や6位をとる原因になっています。
トリプルバレルを打って得することより損することのほうが多いな。ポーカーチェイスのレジェンドでトリプルバレルは、あまり意味がないかも。リスクが高すぎるわ。
例外はリバーでストレートが完成。ブラフベットからバリューベットに変わり大量チップを獲得。
ブラフ検証5回目
検証を4回してみて、トリプルバレルはハイリスク・ハイリターンすぎるので、ブラフは2回までにします。トリプルバレルに失敗すると6位がすぐ目の前になってしまいます。
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 20 | 8 | 40% | 27380 |
ブラフ2回 | 7 | 2 | 29% | -9285 |
ブラフを2回して弱いミドルペアやハイカードを降ろせなかったりすると、セカンドバレルは意味がないなという気持ちになります。
コンティニュエーションの成功率は40%とかなり高く、とても効果的といえます。
ポーカーチェイスでブラフは効果的なのか?まとめ
今回、ポーカーチェイスで100ハンドのブラフをしてみました。その結果をまとめます。
試した回数 | 成功回数 | 成功確率 | ポイント収支 | |
ブラフ1回 | 100 | 46 | 46% | 196555 |
ブラフ2回 | 43 | 14 | 32% | -15305 |
ブラフ3回 | 11 | 3 | 27% | -54546 |
例外 | 6 | 6 | 100% | 113988 |
ブラフをすることで得するのか、損するのか、その境界線はポットの2分の1をベットした場合、33.4%です。33.4%以上の勝率だと得していることになります。
ブラフを1回したときの勝率は46%なので、ブラフをすることでかなり利益的になっています。ポーカーチェイスでコンティニュエーションベットは、どんどんするべきです。
一方、ブラフを2回したときの勝率は32%でした。ブラフをすることで少し損をしたことになります。
ブラフを3回連続したとき、3回目のベット額はポットの3分の1でした。このときブラフをすることで利益的になる境界線は25%です。ブラフの成功率が27%なので少し利益的であるといえます。ただ、実際にはブラフが失敗したときのリスクがとても大きいです。
一回、トリプルバレルが失敗しただけで6位が見えてきます。実際に、トリプルバレルが失敗したときは6位、5位をとることが多かったです。
レジェンドランクでは、1位、2位をとるよりも6位、5位をとらないことのほうが大切です。したがってポーカーチェイスでトリプルバレルを打つのは、効果的ではないといえます。
1ハンドあたりのおすすめのブラフ回数は1回、もしくは2回です。セカンドバレル自体は利益的になっていませんが、ブラフをすることで、実際に強い役ができたときもコールしてもらえるかもしれません。
ただトリプルバレルをしてショーダウンに負けたときは、一気にチップがなくなり、その後に身動きがとれなくなります。
私自身の意見としては、無理に2回もブラフする必要はないかなと思います。しかし、ブラフをしてターンやリバーでストレートやフラッシュが完成して大きくチップを稼ぐというパターンが何回もありました。
このパターンも考慮にいれると、全体として1ハンドで2回ブラフをするのも効果的なのだと思います。
今回レジェンドランクでブラフを100ハンドして獲得したチップの合計は、240692チップです。これは、明らかにブラフをすることが利益的であるといえます。今までレジェンドランクでブラフをしてこなかったプレイヤーはぜひブラフにも挑戦してみてください。
ただしプラチナランクやゴールドランクの人が、このページをみてブラフに挑戦するのはおすすめしません。初心者ランクだと、なんでもかんでもコールしてしまうコーリングステーションがたくさんいます。
強い役が完成したときにベット、弱い役やハイカードならフォールドという戦略がおすすめです。
コメント